土木工事用ロボット
ジュドの脳さん

第5話 きぼう


ジュド「うぅ、さっき受けた攻撃のせいで回路の一部がエンコしちゃったみたい。少し休まないとダメみたいね。あぁリルル早く来て。リルルならきっと私を見つけ出してくれるはず……。」




リルル「もっとう〜んと大きいの。あなたがたの家ぐらいの大きさ。」

スネ夫「そんなものあるわけないでしょ!!常識で考えりゃわかるはずだ!!」

リルル「しらなきゃそれでいいのよ。」

スネ夫「なんだありゃ……。」


リルル「まったく、ジュドの奴。余計な仕事増やしてくれちゃって。見つかったら覚えてなさいよ。あ、そろそろ本部に報告しなくちゃ。」

リルル『この近くにいることは確実なのです。部品はすべて、先着した「頭脳」の誘導で無人の北極に送られたはずなのに……。 かけらひとつみあたりませんでした。「頭脳」からの応答をキャッチ。ただちに急行したのですが……。電波はとだえてしまいました。しばらくこのあたりの捜査を続けたいと思います。』

リルル『なにがあろうと命にかけても使命をはたすことを誓います。祖国メカトピアばんざい!!』


リルル「さて、今日も今日とてジュド探し。でも全然ちっとも全く見つからないわね。何やってんのかしらあのバカは。基地建設が失敗したら私も責任取らされるんだからね。あら、向こうで誰かが……。」

ジャイアン「とぼけるな!」

スネ夫「家よりでっかいと自慢したろ!」

リルル「!?」

リルル「家よりでっかいロボット!?ジュドのことかしら。これはあの地球人に接近してみるべきね。」


のび太「さ、さ えんりょなく。せまくてきたないけど。」

リルル(あら、さっきの小さな家じゃない。こんなところにロボットが置けるのかしら。とりあえず勝手に机に上って窓の外を見てみましょ。)

のび太「なにをみてるの?」

リルル「ロボットはどこ?」

のび太「ロ、ロボット!?な、な、なんのこと?」

リルル「さっきいってたでしょ、家より大きいとか……。」

のび太「あ、あ、あいつらウソついてるんだよ!そ、そ、そんなのあるわけないでしょ。」

リルル(ガビ〜ン。せっかくジュドの手がかりをつかんだと思ったのに……。もう任務失敗だわ。こりゃ始末書どころじゃ済まないわね。最悪バラバラに分解されるか……。ああもうジュドの奴!)

リルル「じゃ、どこへいったのかしら……。」

のび太「どうしてきみがロボットをさがしてるの?」

のび太「エーッ、きみのロボット!?ど、どうしてきみがあんなおそろしい破壊兵器を!?」

リルル「しってるのね!!」

のび太「しまった……。」

リルル「あれは破壊兵器なんかじゃないわ、土木工事用ロボットよ。」

のび太「それがどうして北極に?」

リルル「………きかないほうがいいと思うけど……。」

のび太「………わかったよ、返すよ。」


のび太「ついておいでよ。」

リルル「どこ?ここは……。」

のび太「鏡の中の世界。ぼくらのほかだれもいないよ。」


リルル「あれだわ!!」

リルル「ジュド!!やっとあえたわ!ジュド……どうしたの?返事して!動いて!」

のび太「むりだよ、操縦もしないで。」

リルル「そんな!ジュドは自分の判断で自由に行動できるのよ!!組み立てるとき、ちゃんと頭脳をいれたでしょ。」

のび太「頭脳?どんなの?」

リルル「まるいボールみたいな……。」

のび太「そういえばそんなのが……。あれどこへいったっけな……。」

リルル「なくしたの…。(あのバカ、組み込まれ損ねたのね。)」

のび太「すみません。ごめんなさい。」


のび太「これコントローラー。にぎって思うだけで操縦できるから。ほらね!ね、このとおりちゃんと動くんだから。かってにロボットをこんなとこへもってきたことゆるしてよ。」

リルル「ゆるしてあげる。そのかわり二つのこと、約束して。」

のび太「どんなこと?」

リルル「ひとつ、「おざしきつり掘」をしばらく貸してくれること。ひとつ、きょうのことは私たち二人だけの秘密にしておくこと。」

のび太「誓います!口がさけてもしゃべらない!!」

リルル「ありがとう。」



リルル『こちら地球、リルルから総本部へ。ジュドを発見、ただし頭脳は行方不明。捜査は続けますが、みつかるまでわたしが操縦して作業にかかります。 大きな収穫がありました。北極より広く、全然ちっともまったく無人の世界を発見!ここなら地球人に気づかれることなく計画が進められます。基地の完成をまって鉄人兵団の出動を求めます。』

リルル「ふぅ、報告完了っと。本部に報告する手前、捜査は続けるって言っちゃったけどこのリモコンで操縦できるんだからもうジュドの頭脳は用済みね♪ のび太くんの家付近をくまなく探せば見つかると思うけどメンドくさいし。後で本部にテキトーに「見つかりました。」とか連絡することにして、はやく基地の建設に取り掛かりましょ。」






ジュド「リルルならきっと私を探し出してくれる……。きっと、きっと……。」


もどりゅ